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買取専門店「つなぐ屋」、FC加盟店の採用支援を強化 開業前の人材確保を支援

買取専門店「つなぐ屋」が、FC加盟店向けの採用支援を2026年7月から強化。求人媒体の選定から入社前のフォローまで本部が関わり、採用難による開業の遅れの解消を目指しています。

公開日

買取専門店「つなぐ屋」、FC加盟店の採用支援を強化 開業前の人材確保を支援

買取専門店「つなぐ屋」を展開する株式会社カイトルは、フランチャイズ(FC)加盟店向けの採用支援を2026年7月から強化しています。加盟契約を結んでもスタッフの採用が進まず、店舗を開業できないという相談を受けた取り組みです。9月8日付の同社発表によると、本部の支援を通じて、すでに3名の採用が決定しました。

契約後の「開業できない」に対応

今回の支援強化の出発点は、加盟店から寄せられた人材確保に関する相談でした。同社によると、物件や店舗設備の準備が進んでいても、店舗を運営するスタッフを確保できず、予定した時期に開業できないケースが課題となっていました。

店舗を開くための準備は、場所や設備を整えるだけでは完了しません。「つなぐ屋」では、加盟後に実際の営業を始め、安定した運営につなげるうえで、店舗を担う人材の確保も重要だと説明しています。今回の対応は、その開業前の課題に本部が実務面から関わるものです。

特に採用活動の経験が少ない加盟店にとっては、どの求人媒体を使うか、募集内容をどうまとめるか、応募者とどう連絡を取るかといった一連の作業が負担になるといいます。採用の必要性を理解していても、募集から選考までを自社だけで進めることが、開業へのハードルとなっていました。

同社は、加盟店を増やすことだけではなく、加盟後に店舗を開き、事業を始められるところまで支えることを本部の重要な役割の一つと位置付けています。従来の加盟・営業面の支援に加え、人材採用にも関わることで、契約後の準備を支える方針です。

求人媒体の選定から入社まで一貫支援

強化した採用支援は、助言だけにとどまりません。発表では、求人媒体の選定・掲載、求人原稿の作成、応募者対応、書類選考、面接の日程調整、面接への参加・実施、採用する人材の選定、内定連絡、入社までのフォローが対象として挙げられています。

募集段階では、媒体選びや原稿作成を本部が支援します。その後も、応募者への対応から選考、面接、内定後のフォローまで、採用活動の一連の過程に関わります。求人を掲載して終わるのではなく、入社に向けた手続きや連絡まで支援する点が、今回の取り組みの特徴です。

本部が深く関与する目的について、同社は加盟店の採用負担を軽減するとともに、「つなぐ屋」の店舗運営に必要な人材を、本部と加盟店がともに見極めることだとしています。採用を加盟店だけに任せるのではなく、両者が協力して進める形です。

一方、発表で示されたのは支援する業務の範囲であり、支援費用や求人広告費の負担、個別店舗での役割分担などの詳細は明らかにされていません。加盟を検討する際は、「採用支援がある」という説明に加えて、どの工程を誰が担当し、どの費用が発生するのかを確認する必要があります。

3名の採用が決定、開業への効果は今後の確認点

同社によると、7月の支援強化以降、本部の採用サポートを通じて3名の採用が決定しています。また、支援開始から約1カ月で実際の採用につながったと説明しています。

9月8日付の発表では、採用が決まった人材のうち、1名について9月入社、別の1名について10月入社予定としています。残る1名の入社時期は、提供された発表内容では示されていません。採用決定人数と、実際に入社して店舗で働き始めた人数は、区別して読む必要があります。

今回の数字は、採用支援が具体的な採用決定につながったことを示しています。ただし、支援対象となった加盟店数や応募者数、店舗ごとの採用所要期間は公表内容に含まれていません。そのため、この3名という実績だけで、採用成功率や全体への効果を評価することはできません。

また、採用が決まったことで何店舗が開業できたのか、開業までの日程がどの程度改善したのかについても、今回の発表では確認できません。同社が目指す「人材を採用できず開業できない」という課題の解消を判断するには、入社後の状況や店舗の開業実績も、今後の確認点となります。

加盟前に確認したい本部支援の範囲

カイトルは東京都中央区に本社を置き、貴金属・ブランド品・ジュエリーなどの買取を中心とした事業を展開しています。直営店舗に加え、フランチャイズを通じて、より多くの地域にリユースサービスを届けることを目指しています。

今回の発表では、今後も加盟契約までの支援にとどまらず、採用、店舗オープン、その後の運営まで、加盟店が事業を進める中で生じる課題に伴走できる体制を強化するとしています。フランチャイズ・コミュニティにとって、本部と加盟店の協力を開業準備の実務まで広げる事例といえます。

加盟を検討する側は、営業や店舗運営のノウハウだけでなく、それを実行する人材をどう確保するかも確認したいところです。今回の事例で示された求人原稿作成、応募者対応、面接、入社までのフォローという工程は、本部の採用支援を具体的に確かめる際のチェック項目になります。

実務上のポイント: 加盟前の面談では、採用支援の対象業務、費用負担、本部と加盟店の担当範囲を確認しましょう。物件・設備の準備と並行して採用計画を立て、人材確保が遅れた場合の開業日程も相談しておくことが重要です。

出典

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