LEE GIMBAP、東京・不動前に旗艦店 日本向けモデルでFC展開を目指す
韓国のLEE GIMBAPが東京・品川区に旗艦店を開設し、日本市場へ進出。日本向けメニューと複数の販売チャネルを組み合わせ、主要商業拠点でのフランチャイズ展開を目指す。
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韓国の飲食チェーン「LEE GIMBAP」が、東京都品川区に目黒不動前旗艦店を開設し、日本市場に進出した。2026年10月27日付のMARKETECH APACの報道によると、日本向けの商品と店舗モデルを整え、主要商業拠点で拡大可能なファストカジュアル型のフランチャイズ網を構築することを目指している。
旗艦店を起点に、日本市場での展開へ
日本進出を担うのは、StandardBridgeが2025年12月に東京で設立した子会社、StandardBridge Japanだ。同社は韓国で培ったフランチャイズ運営の知見を活用し、日本での店舗展開に取り組む。
今回の目黒不動前旗艦店は、その日本市場への参入拠点となる。事業構想の中心にあるのは、韓国の店舗をそのまま再現することではなく、日本の消費者に合わせたメニューや利用方法を備えることだ。韓国料理への需要を取り込みながら、今後の多店舗展開につなげる方針が示されている。
ただし、今回伝えられたのは旗艦店の開設とフランチャイズ網の構築方針であり、全国での加盟募集開始や加盟契約の成立を告知する内容ではない。開設した店舗の事実と、今後目指す展開を分けて捉える必要がある。
日本向けメニューと複数の販売チャネル
東京の旗艦店では、日本の消費者向けに調整したメニューを提供する。主力のキンパ各種に加え、サイドメニューやセット商品をそろえる構成だ。
StandardBridge Japanは、店内飲食、持ち帰り、デリバリー、調理済み商品の販売という複数のチャネルに対応するため、店舗モデルとメニューを現地向けに調整している。今回の進出では、商品そのものの導入だけでなく、どのような形で消費者に届けるかも事業設計に含まれている。
フランチャイズコミュニティにとって注目点となるのは、こうした日本向けの設計を、今後の店舗展開にどう結び付けるかだ。旗艦店で扱う商品構成と、将来の加盟店に導入される店舗仕様や販売方法が同じになるかどうかは、今後の具体的な案内を確認する必要がある。
海外展開支援を受けたブランドの日本進出
LEE GIMBAPは、KOTRAの2025年のサービス事業モデル海外進出支援プログラムに選定されている。この支援は、国際的なフランチャイズ展開、海外向けマーケティング、冷凍キンパの輸出を後押しするものだ。
日本への進出は、この海外展開の流れの中に位置付けられる。StandardBridge Japanは、今回の参入を通じて国境を越えたブランド展開を強化し、アジアの主要市場で長期的な成長を目指している。
一方、海外展開支援に冷凍キンパの輸出が含まれることと、日本の旗艦店や将来の加盟店が採用する食材供給方式は別の事項だ。国内店舗への供給体制を判断する際は、支援プログラムの対象だけでなく、日本での具体的な運営条件を確認することが重要になる。
開業時は試食会と交流サイトで認知を促進
開業に先立ち、StandardBridge Japanは10月20日と21日にメディア向け試食会を開催した。開業時には10月25日までの4日間、公式LINEとInstagramでの利用者の参加に応じてメニューを割り引くキャンペーンも実施した。
日本向けの商品を用意する一方で、報道関係者への紹介と交流サイトを使った販促を組み合わせた形だ。これらは開業時の認知獲得に向けた施策であり、継続的な集客や加盟店の収益性を示す実績とは区別して見るべきだ。
日本のフランチャイズコミュニティが今後確認したいのは、旗艦店での取り組みを踏まえた加盟条件、運営支援、供給体制の具体化である。加盟を検討する際は、日本向けの商品や販売方法に加え、それらを日々の店舗運営で再現するための条件を確かめたい。



